毎日使うトイレだから知りたい!リフォームするのに最適な年数とは?

トイレは家族が毎日使う大切な場所です。そして、使い方や手入れが行き届いていれば、ある程度長く使うことができます。
しかし、月日が経つとトイレも劣化してくるため、トイレのリフォームが必要な時期は必ずやってきます。ここからは、そんなトイレは何年くらいでリフォームするのがベストなのか?という観点からトイレの生活寿命や家の築年数からみるトイレの交換時期の目安などを詳しくみていきましょう!

トイレは何年ぐらいでリフォームするのがベスト?

トイレは何年ぐらいでリフォームするのが一番最適なのでしょうか?これには、色々な意見がありますが、だいたいの目安の時期としては10年~15年程度です。この目安の時期というのは、その家の家族構成や家の築年数によって違ってくるので、あくまでも上記の年数は目安として頭に入れ、あなたの家の築年数と家族構成で考えてください。

トイレの本体は、使い始めてからおよそ10年~15年で、どこかしらに水漏れや詰まりなどの不具合が出てくることが多いです。しかし、耐久性は高く、それでも使い続けようと思えば、修理やメンテナンスを繰り返しながら30年でも40年でも使うことができます。そのため、あくまで目安ですが配管などの不具合があった場合に関しては10~15年ほど経ったら一度メンテナンスを頼むのをおすすめします。もしも、あまりにもメンテナンスが頻繁に必要になって修理費がかかり過ぎる場合は、思い切ってトイレのリフォームをするのもいいでしょう。
このようにリフォームしなくても、トイレは修理しながらであれば、長く数十年も同じトイレを使い続けることもできるのです。

トイレのリフォームに最適な時期は、家の築年数から決めてもいいです。例えば、家を買ってからおよそ30年を超えると、どこかしらに不備やメンテナンスが必要になってきます。本体は10年~15年を目安に交換を検討するのがいいですが、トイレ自体のリフォームとなった場合は、その家の築年数がおよそ30年前後を超えたあたりで一度するのがいいでしょう。
家の老朽化というのは、築年数が30年経ったあたりから、それまでどう使っていたかでも変わってきますが、メンテナンスが必要になったりする場合もあるので、思い切ってリフォームに踏み切るのも良いかもしれません。

トイレリフォームのベストな年数は ?

トイレの配管に何かしらの不具合が起こる目安としては、トイレを購入してから約15年~20年の間に起こるといわれています。そのため、配管の故障や水漏れが起こったら、まずは業者にメンテナンスをお願いしましょう。
そして、その後頻繁に修理が必要になったら、お金も継続してかかるので、思い切ってトイレのリフォームを依頼するのも良いかもしれません。

トイレリフォームのきっかけは?

ただ、トイレのリフォームのきっかけは決して、トイレが故障したタイミングではありません。トイレのリフォームには、リフォームするのに最適な時期というものがきちんとあり、その時期を見極めるのが大切なのです。例えば、トイレのレバーがあまり効かないといった不具合も出てくる可能性もあり、そのまま使い続けていると、水が流れ続けて大変なことになる可能性もあります。
そうならないように、気付いた時にトイレのリフォームは検討するのが良いでしょう。あくまでも目安ですが、築年数やその家の家族構成によってトイレのリフォーム時期も変えていくといいです。

トイレの交換時期の目安

ここからは、そんなトイレの交換時期の目安についてここからはみていきましょう。もちろん数十年も使い続けていて、頻繁に修理が必要になったら交換を検討しても良いですし、そのほかには「きちんと掃除しているのに、便器の汚れが最近落ちなくなったな」と思ったりすることもあるかもしれません。
ほかには、トイレの長年の使用による劣化が原因で本体からの水漏れが多くなったなど感じるかもしれません。こういった事が起こったら、その時が交換時期としては最適です。

まとめ

トイレのリフォームの時期には、最適な時期というものがあるということで、ここまで築年数やトイレの生活寿命やトイレのリフォームのきっかけをみてきましたが、いかがだったでしょう?トイレのリフォームを行うと、トイレの見た目はもちろんキレイでおしゃれな清潔感のある空間に変わって、家族にとっても良い気分転換にもなるでしょう。
また、最新式の便器なので、今までとは機能性も違い、過ごしやすい空間になるうえ、節水性能も最近のトイレは昔のものより上がっているので、水道代の節約というお財布にも嬉しい効果がある可能性があります。メーカーによっても、さまざまな違いがあるので、リフォームの時のトイレ選びは、事前に情報収集し、家族と相談してよく確認しましょう。

快適に使うためにも失敗しないトイレリフォームを!

こだわった商品を取り付けようと思ったところ、失敗してしまうケースもあります。リフォームの失敗は事前によく調べなかったことから起こりますので、失敗しないためにもしっかりと計画を立てることが成功の秘訣です。

最新型機能で便利になったのに狭くなった!

新機能に気を取られて便器を設置したところ、便器の周りのスペースがなくなり、使いづらいし掃除もしにくくなったという失敗例があります。タイプによってはサイズがあるということに気付かなかったために起きてしまった例です。
しっかりと寸法を測って、レイアウトを考えて、余裕を持って便器を設置することをおすすめします。
内開きのドアにしたところ、出入りやトイレ内で動きづらくなり、スリッパも置けなくなったという例もあります。
中で人が倒れたりした場合、内開きでは開けられなくなることもありますし、介護が必要な方にとっては大変不便です。
外開きのスペースがない場合は、折れ戸タイプなどがあるので業者におく相談してから決めましょう。

あっという間に黒ずんでしまった!

トイレのリフォームの際に,床材を廊下や部屋と合わせようとして無垢材や複合フローリングにするケースが多いです。
トイレ内の床を木材にすると、水に弱い性質があるためアンモニアや洗剤によって腐食や変色が起こります。インテリア的には木材を使いたくなりますが、木材はトイレの床には向きません。折角リフォームしても1年くらいしたら床が黒ずんでしまい失敗です。こまめに掃除をしても黒ずみは避けられないので、トイレの床に向く素材を選ぶ必要があります。
また、トイレ内の壁紙を選ぶときは、デザイン性や機能性のある空間になるような壁紙を選ぶことがポイントです。機能性を重視して消臭機能や防水機能のある壁紙を選ぶとお手入れが楽になります。特に、臭いや湿気を無くしてカビの発生を防ぐ壁材が人気です。壁紙の色は真っ白いものを選ぶと汚れが目立ちますので、色物や柄物を選んだ方が汚れは目立ちにくいです。

業者選びにも要注意!

トイレのリフォームで照明を替えて失敗したというケースもあります。「今まで薄暗かったから明るくしたら明るすぎて失敗した」、「照明の光が弱くて見ずらくなった」、「照明器具を置く位置が悪くて全体の明るさがなくなった」、「足元に照明を集中しすぎた」など、インテリア的に考えた結果失敗することもあります。
オシャレな照明器具を天井に設置する程度のリフォームが理想的ですね。
業者選びで失敗したという例も非常に多いです。この失敗の場合全てに影響しますので、「予算をしっかりと立てる」と「信頼のおける業者を選ぶ」という点は十分に気を付けなくてはなりません。
まずは、3社以上の業者に見積もりを依頼し、料金・サービス内容・作業員などのことを比較し、良い業者を選びましょう。
リフォーム後に不具合修正が必要になることがありますので、アフターサポートのことは事前に確認しておくことも大事です。

トイレのリフォームを失敗しないためのポイント!

トイレのリフォームを考えるときには、予算を決めることからスタートするのが最も大切なことです。全体をリフォームするのか、部分的にリフォームするのかによって費用が違ってくるので、予算をはっきりさせてから具体的にリフォーム箇所を決めることが失敗しないコツです。
また、リフォーム後は少なくても10年以上は使うことになるので、便器・壁紙・床材などはデザイン性、機能性に加えて耐久性がある素材を選びましょう。
便器を設置後、掃除がしやすいように便器の周りにはスペースが残るようにサイズには気を付けなくてはなりません。
最新のトイレの場合、古いタイプのものと比べて便器が床と接する面積が小さいため、交換すると古い便器の設置跡が残ります。古い便器の設置跡を消すために便器と床材の交換をセットで考える方が良いでしょう。
最近、タンクレストイレは見た目がオシャレという点で人気の商品ですが、失敗例も大変多いです。
水圧が弱くてつまりやすいというトラブルが起きるという落とし穴があります。設置する場合は十分な調査が必要です。
トイレリフォームでうっかりミスは、コンセントの設置を忘れてしますことです。古いタイプの便器からウォシュレットに取り替えるとき起きやすいミスなので、気を付けなければなりません。
また、いざという時のために、手すりを設置しておくこともおすすめします。
信頼できるリフォーム業者によく相談をして、納得のいくリフォームを実現させましょう。

まとめ

トイレは隠す場所と思っていませんか。 トイレと一体型になっているタンクレスは、便器の周囲が広くなりゆったりとしています。出入りしやすく、掃除もしやすいというのがメリットです。 清潔感やデザイン性があるトイレは見せるインテリアとなり、家族全員を快適にしてくれるでしょう。

不快感を感じたときがトイレリフォームのタイミング!

「まだ使えるんだけどもう10年以上になるから、リフォームした方がいいのかな…」と思いがちですが、リフォーム時期の基準はありません。

トイレに対して不快感があるときがリフォームの最良のタイミングではあります。

また、リフォームの目的によって目安になるタイミングありますので、ご紹介します。

トイレの流れが悪いと感じたら直ちに改善を!

トイレを長く使っていると、劣化・汚水路・排水管などが原因で流れが悪くなってきます。流すのに必要なタンク内の水量が少ないことや排水管内でつまりが起きていることから水の流れが悪くなるケースが最も多いです。 タンク内にある浮袋(フロー)は水位の基準を示すもので、劣化すると沈むため水量が少なくなります。または、タンクの一番下にあるフロートバルブというゴム状の栓につながっている鎖や本体に異常があると流すときの水の量が少なくなります。フローもフロートバルブも交換すると改善されますが、専門業者に依頼することをおすすめします。 排水管の詰まりが原因で水の流れが悪い場合、手前にある汚水路の詰まりであればスッポンと呼ばれるラバーカップで解消されますが、ラバーカップで解消されない詰まりは業者に依頼するしかありません。

トイレの臭いを解消して快適な空間に!

トイレに入った瞬間感じる臭いは心地良くありませんよね。便器内、壁や床などにかかった尿ハネをそのままにして置くと雑菌の繁殖によりアンモニア臭が発します。または、便器内やタンク内には水が多くあるためトイレ室は湿気が多く、カビが繁殖してカビ臭を発します。
【掃除箇所】
1.便器、便座、便座の下 便器の外側は中性洗剤やお掃除シートを使ってよく拭き取ります。便器のフチ裏は汚れが残ってしまいがちなので、ブラシと酸性洗剤を使ってこすり洗いが必要です。 便座の下にも汚れがある場合は、便座を取り外すかスライドさせて汚れを拭き取ります。
2.タンクの中 タンクの中は水が多くあるためカビが発生しやすいところです。タンク内から臭いが出ていたら、便器を掃除しても臭いは解消されません。タンク用の洗剤を使って歯ブラシなどでこすってカビを取り除きます。
3.壁や床 壁や床には尿ハネがありますので、中性洗剤やお掃除シートでよく拭き取ります。また、便器と床との境目のあたりもよく拭き取りましょう。 雑菌をなくすことで臭いの元を断つことができます。トイレは家族全員が使う大事なところなので、こまめに掃除して快適な場所にしましょう。

インテリアとしてのリフォーム!

「何かトイレが使いづらい」って感じていませんか。特に故障したわけでもないのに不快感を感じ始めたら、寿命を迎えリフォームの時期といえます。 陶器の便器の場合、古いタイプは表面に凹凸がありコーティングしているのですが、それが剥がれてくると汚れがたまります。ところが、最近の便器は凹凸がなくツルっとした仕上げのため汚れがつきにくいです。 また、便器のフチ裏が掃除しやすく汚れが残りにくい形状になっていたり、水がたまっている面積が広い便器も汚れがつきにくいです。 素材や形状もよく工夫されているため掃除もしやすく、最も不快な臭い問題も解消されます。また、便器の交換と同時に消臭機能を持つ壁や床にリフォームするとより嫌な臭いをシャットアウトできます。 トイレの技術で最大に進化したのは汚れにくいという点で、清潔でオシャレ感があるのでインテリアの一つにもなります。

トイレの寿命って!?

トイレの場合どのくらい長持ちするのかがわかりにくいですよね。壊れない限り使えると思っていると大きなトラブル起きてしまいます。本体から水漏れしたり、配管故障が起きてくるのは大体20年~30年経ったころです。この時期がきたら修理ではなくリフォームの時期と考えて、買え替えをおすすめします。 それぞれの家庭によって家族構成やライフスタイルが違います。何年使ったからと考えるよりも、「便器の汚れが落ちない」、「こまめに便器を掃除したり壁や床も拭き掃除をしているのに臭いが落ちない」というときも交換時期です。 トイレのリフォームで大事なことはコストがどのくらいかかるという点です。最新型にこだわるというよりか、機能が必要なものかということです。必要のない機能をつけないだけでも費用が安くなりますので、よく検討した方がいいですね。 風呂場や洗面所など他の水回りもリフォームが必要なときは、一緒に見積もってもらうことで割安が期待できます。

まとめ

トイレは隠す場所と思っていませんか。 トイレと一体型になっているタンクレスは、便器の周囲が広くなりゆったりとしています。出入りしやすく、掃除もしやすいというのがメリットです。 清潔感やデザイン性があるトイレは見せるインテリアとなり、家族全員を快適にしてくれるでしょう。
トイレのリフォームは節水・お掃除以外にもこんなにメリットがある!

トイレをリフォームすると、トイレメーカーの技術開発の成果の恩恵で、さまざまなメリットがあります。メリットとして洗浄に使用する水量を減らす節水効果とトイレ掃除が楽になるのが第一ですが、ほかにも匂いを消す、スペースが広くなる、温水に使用する電気代が安くなるなどのメリットがあります。

トイレのリフォームによって得られる5つのメリット

家のトイレが古くなってリフォームしようとするとき、新製品が毎年発売されていて、どれを購入したらよいのかするか迷ってしまいます。メーカーは技術競争をして、ユーザーにとってより便利な機能を持つ製品を発売しています。自分が望む機能を優先付けして製品を選ぶことをおすすめします。
トイレをリフォームするときに、ユーザーが期待する5つの主要メリットを抽出しました。
1. 節水機能により水道料金が節約できる
2. 節電機能により電気料金が節約できる
3. トイレ掃除が楽になる
4. トイレの匂いが解消される
5. トイレのスペースが広がる
製品にはいろいろな機能がありますが、ここに示した5つのメリットに絞って説明していきます。

トイレのリフォームで掃除が楽になるメリット

掃除を楽にするため、汚れを付きにくくする
トイレは、水垢やカビ、尿石などの異物の付着が付着して汚れてしまいます。汚れを抑えるために、水流を旋回させたり、洗浄効果のある水を自動で作ったり、洗剤を入れて泡で洗浄にしたり、水垢などが付きにくい有機ガラス系の新素材をコーティングしたものなどがあります。シャワーノズルの収納部分から凹凸をなくしたり、継ぎ目のない便座にして汚れが付きにくくした製品もあります。
掃除をしやすくする
便器のふちの掃除は厄介なものです。便器のふちの凹凸を無くした製品はふちの汚れをふき取りやすくします。
タンクレストイレは小さいので、掃除する面積も少なくなります。タンクの高さが低いので床の掃除も楽になります。

トイレのリフォームでランニングコストを安くするメリット

水道料金を節約するメリット
トイレに使用する水の量は、標準家庭で全体の水道量の約30%を占めます。一昔前では、1回の洗浄に使う水は、10リットル程度でした。最近のトイレでは、洗浄するときの水流を渦巻き型にするなどして、少ない水量で洗浄できるようになりました。それによって使用する水の量は、従来の半分の5リットル以下になります。
一般的な家庭では、節水機能がある便器に変えることで、年間10,000円以上の水道料金のコストメリットが得られます。
電気料金を節約するメリット
温水洗浄便器は、洗浄水と便座を温める機能を使うと意外と電力を消費します。標準家庭では温水洗浄暖房便座の待機電力は、家全体の4%で、テレビの3%を上回っています。
これまで温水は、貯湯式と呼ばれる常に温めた水をタンクに貯めておくタイプでした。メーカーは、電気の消費量を抑えるために、温水を使うときだけ温める、瞬間式と呼ばれるタイプを発売しました。瞬間式は水道と直結させていて、長時間続けて使用しても温度が下がらないメリットがあります。
便座を温めるときの電気量を減らす機能として、便座と蓋に断熱材を入れて放熱を防いだり、トイレの使用頻度を記憶し、便座のヒーターを自動調整する機種もあります。
一般的な家庭では、節電機能がある便器に変えることで、年間5,000円以上の電気料金のコストダウンとなります。

トイレのリフォームで環境が良くなるメリット

トイレの匂いを解消する機能
気になる使用後の「におい」を脱臭して、次の人に不快感を与えない脱臭機能付トイレがあります。イオンを発生させて「におい」のもととなる浮遊するカビ菌を分解・除去するトイレもあります。脱臭・消臭機能だけでなく、トイレを芳香で満たしてくれる製品もあります。
壁紙・床(クッションフロアー)のリフォーム
トイレに残る嫌なにおいの発生源が、壁紙や床についていることがあります。壁紙・床(クッションフロアー)をリフォームをすると、匂いが消えます。色や柄を気に入ったものに変えると、新しい印象のトイレになり気分を変えられます。
トイレのスペースが広がるメリット
タンクレストイレは大きさが小さいので、従来のタンク付きトイレからタンクレストイレに変えると、トイレのスペースが広がります。タンクレストイレは、奥行が短く、高さが低いので、トイレの室内全体が広々とした感じになります。
タンクレストイレは、タンク付きトイレと較べて高価ですが、発売当初に比べると安い製品が発売されています。タンクレストイレは、5つのメリットを満たした製品が多いので、予算と相談しながら検討する価値はあります。

まとめ

トイレをリフォームすると節水や掃除が楽になるメリットだけでなく、節電効果、トイレの匂いが解消、スペースが広がるなどのメリットがえられます。自分が望む機能を持つ製品を選んで快適なトイレにリフォームしましょう。

トイレのリフォームってどれくらい時間がかかる?

家のリフォームと聞くと数カ月かかると思ってしまいがちですが、トイレのリフォームは意外と短期間で終わってしまいます。便器をとり変えるだけの工事ですと、2~3時間くらいですみます。トイレを増設したり移動をすると4,5日間かかります。工事の間トイレが使えない時間がどのくらいになるのか気にかかるところです。トイレリフォームのおよその施工期間、使えない時間について、リフォーム内容ごとにまとめてみました。
リフォームをする会社は、工事中のトイレ使用については十分気をつけてくれますので、事前に対策を確認しておけば安心です。

便器を交換するリフォームにかかる時間

ベーシックな温水洗浄便座のタンク式便器の交換では、2~3時間かかります。リフォーム工事の流れは、はじめ家財や壁が傷つかないように製品や材料の通り道にカバーを貼って養生します。次に既存の便器を取り外して撤去します。必要に応じて給水・排水管の工事をします。新しい便器を搬入・設置して試運転します。最後に養生を撤去して室内をクリーニングしてユーザーに引き渡します。その間、撤去から設置するまで2時間くらいの間、トイレが使えない時間が発生します。また便器の撤去や設置の際、水管を切り替えるために水道の元栓を止めるので、家全体の水が使えない時が一瞬生じます。
タンク式トイレからタンクレストイレに変える場合は、タンク式トイレの場合よりも長く3~4時間かかります。タンクレストイレでは手洗いを新設することがありますので、その場合は1日かかります。
温水洗浄便座のみの交換や便座のみを新設するときは、工事時間は、もっと早く1~2時間で終わります。新設の場合、近くに電源コンセントがないと、コンセント設置のため1~3時間が追加されます。


トイレを増設・移動するリフォームにかかる時間

家の中に新しくトイレを増設したり、トイレの位置を移動させる場合、給排水管の増設工事と新しいトイレの内装工事を伴うので5~7日かかります。設置場所を変えるので、新しく給排水管を設置しますが、給排水管を長くのばさなければならない場合は、時間が余計にかかります。
トイレを増設する場合は、工事中に既設のトイレが使えるようにもできるので、トイレを使用できない時間は発生しません。
トイレを移動する場合も、新しいトイレを設置した後に、古いトイレを撤去するようにすればトイレが使えない日は発生しません。
工事が3日以上になるとリフォーム会社は、作業員用も兼ねてレンタルの仮設トイレを用意します。もし自宅のトイレが使えない状況になっても業者が持ち込んだ仮設トイレを利用できます。
昼間に自宅のトイレが使えないときの対策としては、近所の実家やコンビニのトイレを使うこともできます。夜間に使用する場合や、高齢の方や小さい子供がいる家庭ではポータブルトイレや災害用の簡易トイレなどを利用することも考えられます。


和式から洋式トイレへのリフォームにかかる時間

和式トイレを洋式にリフォームするときは、2~3日かかります。リフォーム工事の流れとしては、1日目は和式トイレの撤去をしたのち、平らにするためモルタルで埋め直します。一般家庭の和式トイレは段差があるので段差をなくす工事をします。和式トイレと洋式トイレでは配管の位置が違うので、新しく配管を設置する工事をします。その間は、トイレは使用できません。2日目以後は、内装工事を2~3時間した後に新しいトイレを設置します。温水洗浄便座を設置する場合は、新たに電源コンセントを設置する工事を1~3時間します。
工事が複数日にまたがる場合、便器をトイレ内に仮設置して夜間使用できる状態にしておくこともあります。


トイレ回りのリフォームにかかる時間

トイレの内装を含めたリフォーム

トイレの交換と同時に壁紙と床の仕上げ材を変える場合は、内装工事が追加されて4~5時間かかります。内装工事は古いトイレを撤去して新しいトイレを設置する間に行うので、トイレが使えない時間は2~3時間になります。撤去や設置の際水管を切り替えるとき、水道の元栓を止めるので、家全体の水が使えない時が一瞬生じます。

トイレの手すり設置のみのリフォーム

高齢者にとってトイレに座るときに使う手すりはありがたいものです。手すりを便器の横壁に設置する場合は1時間かかります。手すりを設置する壁が離れていると、手すりを固定する場所を作るため、半日かかります。その間、水は出るのでトイレは使えます。我慢しないで、業者に言えば設置工事を中断して、使用します。


まとめ

トイレのリフォームで、便器を交換する工事は、内装を含めて半日から1日でできてしまいます。トイレを増設や移動するときは、時間がかかりますが、最大でも1週間ですみます。リフォームの内容によって工事期間が異なりますので、前もって把握してリフォームの計画にお役立てください。